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大人数編成の魅力!ビッグバンドのおすすめ名曲・人気曲
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大人数編成の魅力!ビッグバンドのおすすめ名曲・人気曲

ビッグバンドとはその名の通り、大所帯によって構成された大人数編成によるバンドのことです。

一般的にはモダン・ジャズ以前のスウィング・ジャズなどが有名ですが、ポピュラー音楽のバンド形式でもあり、昭和の歌番組には専属のビッグバンドがいて、歌手のバックで演奏していたことを思い出される方も多いでしょう。

今回は、そんなビッグバンドの演奏で生まれる名曲の数々を集めてみました。

CM曲や映画音楽などで使われている楽曲も多く、初心者の方でも楽しめる内容となっておりますよ!

もくじ

大人数編成の魅力!ビッグバンドのおすすめ名曲・人気曲

Sing Sing SingBenny Goodman

言わずとも知れたスウィング・ジャズの名曲である『シング・シング・シング』。

「スウィンガーの王様」こと歌手・トランペット奏者のルイ・プリマによって書かれた曲で、最初はニューオーリンズ・ギャングの演奏によって1936年に初出しました。

トロンボーンとトランペットの掛け合いによる躍動感のあるイントロ、サクソフォーンとトランペットが奏でる華やかなメロディ、ドラムソロが印象的な楽曲であり、スウィング・ジャズの特徴を余すところ無く盛り込んだ1曲です。

HATSUMI

Pennsylvania Six-Five ThousandRay McKinley

高いアレンジテクニックで人気を集めたアメリカ出身のジャズ・ドラマー、レイ・マッキンリーさん。

バンドリーダーとしても活躍しており、ビッグバンドでいくつもの名演を残してきました。

そんな彼が演奏するこちらの『Pennsylvania Six-Five Thousand』は、1940年にリリースされたポピュラー・スタンダードで、これまでにスウィング・ジャズのアレンジを加えられたカバーがいくつもリリースされています。

イントロからインパクトにあふれた構成で、ビッグバンドの迫力を感じるには、ちょうど良い曲と言えるでしょう。

Ryo

Tea For TwoLeith Stevens and his Orchestra

ヴィンセント・ユーマンスがアーヴィング・シーザーの台本に曲付けしたミュージカル『ノー・ノー・ナネット』で使用された曲である『二人でお茶を』。

原作ではヒロインのナネットが第2幕において、恋人役のトムと一緒に自分たちの将来を思い描いて歌う曲として使われています。

歌はもちろんですが、サクソホーンのアンサンブルやソロ、クラリネット・トランペット・トロンボーンの三重奏、ピアノソロなど聴きどころの多い楽曲です!

HATSUMI

Take the A TrainDuke Ellington

日本では『A列車で行こう』という曲名で知られているジャズのスタンダード・ナンバーの1つ。

1939年にデューク・エリントンが楽団のピアニスト・作編曲者であったビリー・ストレイホーンに作詞・作曲を依頼して作られた楽曲です。

曲のタイトルにある「A列車」とは、ニューヨーク市地下鉄A系統の名称です。

快活なメロディーと促進力のあるリズムが、電車のイメージをかき立てますね。

歌詞は、ビリーがデュークに会いに行くまでの経験を元にして書かれています。

HATSUMI

CaravanSWR Big Band

映画『セッション』で使われていたことで注目をあびた『キャラバン』。

1920年代のアメリカでたいへん人気のあったデューク・エリントン楽団のトロンボーン奏者であるファン・ティゾールが、それまで流行していた「スウィング・ジャズ」とは違うカラーで作曲しました。

この曲は、キューバを中心とした中米のダンス音楽にアフリカの雰囲気をあわせた「アフロ・キューバン」というスタイルをジャズと結びつけた最初の名曲として広まり、現在でもさまざまな楽団の独自のアレンジによって演奏され続けています。

HATSUMI

My Blue HeavenArtie Shaw

ウォルター・ドナルドソンさんとジョージ・A・ホワイティングさんによって1972年にリリースされた作品、『My Blue Heaven』。

多くのジャズアーティストによってカバーされている名曲ですが、実はもともとはポピュラー・ソングとしてリリースされています。

こちらのアーティ・ショウさんによるカバーは、彼の高いクラリネットのテクニックを全面に打ち出したアレンジで演奏されています。

原曲と聴き比べてみると、面白さが増すと思いますよ。

Ryo

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