World Music
素敵な世界の音楽
search
【洋楽】ブルーグラスの名曲。おススメの人気曲・代表曲
最終更新:

【洋楽】ブルーグラスの名曲。おススメの人気曲・代表曲

ブルーグラス・ミュージックは、スコットランドやアイルランドの伝統音楽をベースとしてアメリカで発展していったアコースティック音楽で、パイオニア的な存在のビル・モンローさんがケンタッキー州出身だったことから、牧草の名前で州の愛称でもある「ブルーグラス」という言葉が使われ始めたそうです。

アコースティック楽器を軸としたアンサンブルで、バンジョーやフィドルの音色が陽気で軽快なサウンドが特徴的ですね。

本稿では、ブルーグラスに属する楽曲の中でもトラディッショナルなスタイルを持った名曲を中心としたラインアップでお届けしています。

初心者の方でもオススメの内容となっていますから、この機会にぜひご覧ください。

もくじ

【洋楽】ブルーグラスの名曲。おススメの人気曲・代表曲

Blue Moon of KentuckyBill Monroe & The Bluegrass Boys

ビル・モンローさんが1946年に作曲し、彼のバンド、ザ・ブルー・グラス・ボーイズによって録音された『Blue Moon of Kentucky』。

ケンタッキー州の公式ブルーグラス曲として指定されているほか、エルヴィス・プレスリーさんやポール・マッカートニーさんがカバーするなど、ジャンルの枠をこえて幅広く愛されている名曲です。

ちなみに、この曲を作ったビル・モンローさんはブルーグラスの立役者であり、ザ・ブルー・グラス・ボーイズの名がそのままブルーグラスという音楽ジャンルの名前となりました。

もも@ライター

I Am A Man Of Constant SorrowSoggy Bottom Boys

1913年頃、盲目のミュージシャン、ディック・バーネットさんが最初に歌ったという説が有力とされている『I Am A Man Of Constant Sorrow』。

ボブ・ディランさんやジョーン・バエズさん、ピーター・ポール&マリーなど、さまざまなアーティストが歌詞やメロディーを変えてカバーしていることでも有名です。

また、2000年公開のジョージ・クルーニーさん主演のコメディー映画『オー・ブラザー!』でも使用され、この映画のサウンドトラックは大ヒットを記録。

2002年度の第44回グラミー賞最優秀アルバム賞にも選ばれました。

もも@ライター

Foggy Mountain BreakdownEarl Scruggs & Friends

1949年にアール・スクラッグスさんが作曲した『Foggy Mountain Breakdown』。

アール・スクラッグスさんは、ビル・モンローさんのバンド、ザ・ブルー・グラス・ボーイズにも参加し、バンジョーのスリーフィンガー・ピッキング奏法、スクラッグス・スタイルを確立したことで知られています。

この曲は、1967年の映画『俺たちに明日はない』のカーチェイスのシーンで使われるなど、さまざまな映画やドラマで使用されているブルーグラスの定番です。

もも@ライター

Church Street BluesTony Rice

ボブ・ディランさんの1969年のアルバム『ナッシュビル・スカイライン』に参加したことで知られるギタリスト、ノーマン・ブレイクさん。

『Church Street Blues』は、彼の1976年のアルバム『Whiskey Before Breakfast』に収録されています。

やや暗い歌詞を静かなギターの音色が彩る、心にしみる名曲です!

トニー・ライスさんの1983年のアルバム『Church Street Blues』や、2022年のパンチ・ブラザーズのアルバム『Hell on Church Street』などでもカバーされていますよ。

もも@ライター

Angel BandThe Stanley Brothers

もともとは『My Latest Sun Is Sinking Fast』というタイトルのゴスペルの曲だった『Angel Band』。

1955年にスタンレー・ブラザーズが録音したブルーグラスのバージョンが特に有名で、2000年にはコーエン兄弟が監督した映画『オー・ブラザー!』でも使用されました。

1969年にはザ・モンキーズもカバーしており、こちらもゴスペルの名残を感じる美しいハーモニーを聴くことができます。

もも@ライター

Sunny Side Of The MountainJimmy Martin

ドロシー・フィールズさんの作詞、ジミー・マクヒューさん作曲の1930年の曲『Sunny Side of the Mountain(邦題:明るい表通りで)』。

ブロードウェイのミュージカルで使用されたことでスタンダードナンバーとして定着し、ルイ・アームストロングさんやデイヴ・ブルーベックさんなど、ジャズの大物たちに演奏されてきました。

また、1950年代の西部劇『ローハイド』のテーマ曲で有名なフランキー・レインさんや、フランク・シナトラさんなどの歌手もカバー。

1995年の映画『花嫁のパパ2』や、2021年の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』でも使われました。

もも@ライター