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フランスの人気バンド。おすすめのグループ

「アメリカやイギリス、北欧系のロックは知っているけどフランスのバンドってよく知らない……」と思われている洋楽ファンの方、結構いらっしゃるのでは?

どちらかといえば、フレンチ・エレクトロといったサウンドをイメージしている方も多いかもしれませんね。

そこで今回は、フランスの人気バンドやオススメのグループを年代を問わず集めてみました。

ロックをメインとしておりますが、往年のプログレッシブロックやもちろんエレクトロ系、先鋭的なメタルまでバラエティ豊かなラインナップとなっております!

この機会に、ぜひフランスならではのバンド・サウンドの魅力を知ってくださいね。

フランスの人気バンド。おすすめのグループ

Coming OutFatals Picards

1996年に結成されたフランスのロックバンド、フェイタルス・ピカーズ。

彼らはヨーロッパで毎年恒例のユーロビジョンソングコンテストと呼ばれる音楽の大会で2007年にフランス代表に選ばれたことをきっかけに一気に有名になりました。

彼らの音楽の面白いところはズバリ歌詞にあります。

ほとんどの歌詞が何かのパロディや皮肉になっていてかなりユーモアにあふれているので、機会があれば歌詞の和訳をチェックしてみるのも面白いかもしれませんよ。

ユウキ

SparkCOCOON

英語の歌詞で歌われているのが特徴のフランスのバンド、コクーン。

同バンドは2006年に男性ボーカルのマーク・ドーメイルさんと女性ボーカルのモルガン・インボーさんによって結成されました。

2007年にリリースされたファーストアルバムは15万枚以上を売り上げて、またたく間にフランスで成功しました。

そんなコクーンの一番の魅力は、男女二人の声が織りなす美しいハーモニー。

曲の伴奏はアコースティックギターによるシンプルなサウンドになっているので、二人のささやくような美しい声が際立って聴こえます。

コクーンはとても癒やされる楽曲が多いので、仕事や家事で疲れた時に聴いてみてはいかがでしょうか?

ユウキ

AcrobatesL.E.J

チェロ、ドラム、コーラスのメンバーで構成されたフランスのL.E.Jは、HIPHOPにR&B、EDMなどのさまざまな要素を混ぜていくつものヒット曲を独自のアレンジでカバーし、メドレー形式でYouTubeにアップロードしています。

特に3人のボーカルの声質が特徴的で、何回も聴いているうちに癖になってしまうんです。

また、英語歌詞のカバー曲が多いため、フランス語がわからなくても英語がわかれば歌詞が楽しめるのもL.E.Jをフランスバンド入門者にオススメしたいポイントなんですよ。

ユウキ

StrandedGOJIRA

日本人であれば誰しもが知っている、日本が生んだ世界で最も有名な怪獣の名前をバンド名とする4人組のゴジラは、彼ら自身も今や世界的な知名度を誇るオリジナリティあふれるヘビーメタル・バンドとして知られている存在です。

中心人物のジョー・デュプランティエさん、弟でドラマーのマリオ・デュプランティエさんを中心として1996年に結成され、当時は怪獣のゴジラと同じスペルで活動していましたが、法的な問題が発生して現在の「Gojira」に落ち着いたという経緯があるのですね。

そんなゴジラは従来のスラッシュ・メタルやデス・メタル、グルーブ・メタルといったジャンルを高度な演奏技術に裏打ちされた見事なバンド・アンサンブルで独自に昇華、プログレッシブな要素も兼ね備えた独創的なメタルでシーンに衝撃を与え、批評的にも商業的にも成功を収めます。

2022年現在における最新アルバム、2021年に発表された『Fortitude』は本国フランスでチャート2位、イギリスではチャート6位、アメリカでも12位という記録をマークして世界中でヒットを記録しました。

日本人にとって親しみやすいバンド名に興味を持たれた方、ぜひフランス発「ゴジラ」の知的かつダイナミックなメタルを味わってみてください!

KOH-1

Autre TempsAlcest

みなさんは「ブラック・メタル」という音楽ジャンルをご存じでしょうか。

非常にニッチなジャンルながら、近年ではノルウェーのブラック・メタル・シーンを題材とした映画『ロード・オブ・カオス』が日本でも公開されたこともあって、メタルに詳しくない方でも何となく耳にしたことはあるかもしれません。

そんなブラック・メタルと1980年代後半から1990年代初頭にかけて、イギリスのインディ・ロック・シーンから生まれた「シューゲイザー」を融合させた「ブラックゲイズ」という、それなりの音楽好きであっても頭にハテナ・マークが浮かんでしまいそうなジャンルを生み出したのが、フランス出身のマルチ・インストゥルメンタリストのナージュさんが率いるプロジェクトのアルセストです。

どちらのジャンルも聴いたことがあるという方であれば、2007年にリリースされた彼らのデビュー・アルバム『Souvenirs d’un autre monde』を聴けば、恐らく「ブラックゲイズ」なる新たなジャンルを理解できるのではないでしょうか。

しかしながら、そういった要素としてのおもしろみは表面的なものであって、フランス語で歌われる幽玄のメロディ、包み込むような轟音からブラック・メタルならではの冷徹な暴虐性が交互に繰り返される見事なソングライティング・センスにこそ、改めて注目していただきたいですね。

KOH-1

Waters Of NazarethJustice

フランスのパリで結成されたエレクトロ・ハウスミュージックのデュオバンド、ジャスティス。

20003年から活動を開始した彼らは、2008年リリースの『DVNO』が日本でドコモ携帯のCMにタイアップ曲として起用されるなど、特に日本で人気があるのが注目ポイントです。

2007年には日本で有名なロックの祭典「フジロックフェスティバル」に、翌2008年には同じく日本の「サマーソニック」に出演もしています。

また、彼らの曲はビートが強調された爽快な曲が多いので気分を上げたい時にチェックしてみるのがオススメですよ!

ユウキ