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有名な賛美歌・聖歌一覧
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有名な賛美歌・聖歌一覧

世界中で愛されている賛美歌。

キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。

優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。

今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。

作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。

日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?

それではごゆっくりとお楽しみください!

もくじ

有名な賛美歌・聖歌一覧

JerusalemHubert Parry

迫力のあるオーケストラの演奏と大合唱で、イギリスの壮大な歴史と自然を感じさせる讃美歌『Jerusalem』。

18世紀の詩人、ウィリアム・ブレイクさんが書いた『Milton』という詩から引用しており、1916年にイギリスの作曲家、チャールズ・パリーさんが作曲しました。

イギリスでは「第二の国家」として国民から愛されている讃美歌です。

国をあげての一大イベントが開催される際には必ずと言っていいほど演奏される定番曲です。

宵待ジェーン

いつくしみ深きJoseph M. Scriven, Charles Crozat Converse

日本ではなじみの深い『いつくしみ深き』。

聞き慣れた曲ということで、葬儀や結婚式、入学式でも歌われることがあります。

作曲家のチャールズ・コンヴァースが当時、作者不詳であったこの詞に感銘を受け曲をつけて完成したと言われています。

作詞者ジョセフ・スクライヴンの婚約者が結婚直前に亡くなり、深く悲しみ失望していた彼が、その苦しみの中でイエス・キリストに祈り、全ての苦しみをイエスにゆだねた時に生まれた詞といわれています。

「悲しみや困難が訪れたとき、イエス・キリストはいつでも見守っている」という思いが込められている賛美歌です。

HATSUMI

讃美歌320番「主よみもとに近づかん」Sarah Adams

『旧約聖書』の中の一節を基に、イギリスのサラ・フラー・アダムスによって19世紀に詩が書かれました。

現在知られている旋律は、アメリカの作曲家ローウェル・メイスンによって書き起こされた旋律が基となっています。

1912年、豪華客船タイタニック号が沈没する際に、沈みゆく船上で同船の弦楽奏者たちがこの曲を演奏したといわれています。

この話は1997年の映画『タイタニック』の中でも描写され、この曲が広く知られる一助となりました。

HATSUMI

讃美歌103番「牧人ひつじを」William Sandys

この曲は、クリスマスに歌われるイギリスのキャロルです。

キャロルとは元来、踊りのための民謡でしたが、宗教的な礼拝のなかで歌われるようになり、現在では賛美歌の一種となったものです。

この曲の旋律は、イングランド西部地方に17世紀以前から伝わっている旋律です。

このクリスマス・キャロルで歌われているのは新約聖書の一節で、羊飼い達が羊の群れの番をしていたその夜に、空から神の使いが現れるシーンが描かれています。

HATSUMI

讃美歌461番「主われを愛す」Anna P Warner

日本人が始めて日本語で歌い、日本人に最も愛唱されたと言っても過言ではない讃美歌『主われを愛す』。

元の歌詞は1860年に出版されたアンナ・ワーナーの小説『Say and Seal』の一節で、主人公の少女フェイスが見守るなか天に召されようとする、幼いジョニーの口から漏れ聞こえる歌からきています。

この曲の旋律、どこかで聞いたことがあるような気がしませんか?

実は、童謡『シャボン玉』の曲調と非常に良く似ていて、さらにどちらの歌も「消え行く幼き命への祈り」を歌っているという共通点があります。

HATSUMI

Be Thou My VisionAudrey Assad

もともとは古典アイルランド語の歌詞でしたが、現在は全世界の英語圏の教会で歌われているキリスト教の伝統的な賛美歌「こころみの世にあれど」。

キリストを愛して従う者に与えられる平和を表現した賛美歌となっています。

オードリー・アサドはニュージャージー出身のシンガーソングライターで、プロテスタントの家庭に生まれ育ちました。

彼女の歌声は力強くも、包まれるような優しさを持っています。

HATSUMI

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