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有名な賛美歌・聖歌一覧

世界中で愛されている賛美歌。

キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。

優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。

今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。

作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。

日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?

それではごゆっくりとお楽しみください!

有名な賛美歌・聖歌一覧

神は愛なり作詞:三谷種吉/作曲:不詳

「神は愛なり」は日本で最初の音楽伝道者である三谷種吉の代表的な作品です。

1900年の福音唱歌では8分の9拍子ですが、1909年のリバイバル唱歌と1967年の讃美歌第二編では4分の6拍子になっています。

1958年の聖歌では4節が中田羽後のものになっており、歌詞も改変されています。

How Great Thou Art (with Vince Gill) – Live from ACM Presents: Girls’ Night OutCarrie Underwood

「輝く日を仰ぐとき」というタイトルで知られている、こちらの賛美歌はポップなアレンジも多く、聴いたことがあることも多いかもしれません。

神をほめたたえる賛美歌で「あぁ主よ!

私の神様!」と繰り返し気持ちとパワーがこめられて歌うと、鳥肌が立つようなパワフルさがありますね。

歌うのはオーディション番組『アメリカン・アイドル』で優勝し、グラミー賞にも輝いたキャリー・アンダーウッドです。

遅咲きのスターですが、だからこその強い意志でのし上がったという強さのある歌声がすばらしいので、ぜひチェックしてみてください。

讃美歌94「久しく待ちにし」John Mason Neale & Thomas Helmore

旧約聖書イザヤ書第7章14節にある預言をもとに作詞された讃美歌です。

「見よ、おとめがみごもって男の子を産み、その名はインマヌエルと呼ぶ」インマヌエルとは「主は我らと共にあり」の意味でメシアであるイエス・キリストの呼び名の一つです。

マタイによる福音書にも似た記述があり、「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。

その名はインマヌエルと呼ばれる。

この名は、神は我々と共におられるという意味である」新約・旧約ともに救い主イエスの誕生を描いた讃美歌です。

Sing It in the ValleysKevin Mayhew Ltd

賛美歌というとゆったりしたテンポの荘厳な曲が多いイメージですが、中には明るい曲調も存在します。

この「Sing It in the Valleys」はそのひとつで、軽快なリズムに乗せて歌われることも多いのが特徴です。

こちらはソロギターによるアレンジで、聴いただけでは賛美歌とは分からないかもしれませんね。

Yu Kishimoto

讃美歌21・471番「勝利をのぞみ」Charles Tindley

1950年から60年にかけて起こった、アメリカのキング牧師による公民権運動でも歌われ有名になった曲です。

フォークシンガーのピート・シーガーがこの曲を広め、公民権運動を象徴する歌にしました。

原曲は、黒人のメソジスト牧師であるチャールズ・ティンドリーが発表した霊歌『アイル・オーバーカム・サムデー』です。

これは、アフリカからヨーロッパを回って奴隷としてアメリカへ連れてこられた人たちの、船上での労働歌だったという説もあります。

自由と平和への勝利をのぞみ、勇気を持って進んでいこうという力強い思いが歌われています。

HATSUMI

讃美歌262番「十字架のもとぞ」Elizabeth Cecelia Douglas Clephane

19世紀に活躍した、スコットランド出身のエリザベス・C・クレファンが作詞した讃美歌です。

彼女は名門の知事の娘としてエディンバラに生まれ、その生涯の大部分をメルローズで過ごしました。

幼児期にかかった大病により病弱の身でしたが、れによって信仰と同情心とを深め、財と力をささげて周囲の貧しい人々に仕えました。

この歌は彼女の死後に発表されたものです。

旋律は、フレデリック・チャールズ・メーカーがこの歌詞のために作曲したものです。

半音階的進行と巧みな転調が特徴的で、彼の代表作品の一つとして愛唱されています。

HATSUMI

Dear Lord and Father of Mankind / He Leadeth MeThe O’Neill Brothers Group

「Dear Lord」という言葉を海外のドラマや映画で聞くことがあるのではないでしょうか?

これの意味は「主よ」という神を表す言葉です。

この曲のタイトルを和訳すると「主よ今われらの罪をゆるし」という意味です。

神へおろかな行いをしてしまったことへの許しをこう賛美歌です。

この曲はカデミー賞作曲賞を受賞した2007年の映画『つぐない』の中にも登場します。