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有名な賛美歌・聖歌一覧

世界中で愛されている賛美歌。

キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。

優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。

今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。

作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。

日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?

それではごゆっくりとお楽しみください!

有名な賛美歌・聖歌一覧

神共にいまして作詞:ジェレマイア・ランキン/作曲:ウィリアム・トウマ

「神共にいまして」は世界で最もよく歌われる送別の歌です。

賛美歌の枠をこえて世界的な送別の歌になっており、感傷的なことから標準的な賛美歌として不適当とされ、アメリカの賛美歌から姿を消しました。

映画「私は貝になりたい」や「夜霧のブルース」などの作品で使用されています。

Amazing GraceAlan Jackson

イギリスの牧師ジョン・ニュートンさんが作詞をした賛美歌である『Amazing Grace』。

多くの歌手が歌い、また劇中歌としても使われているため、聴いたことある人が多いのではないでしょうか?

人々に恵みを与えるという神の愛に対する感謝が歌われています。

アラン・ジャクソンさんは、カントリー・ ミュージック界の皇帝とも言われているカントリースターです!

HATSUMI

讃美歌582番の「神の御子にますイエス」John Douglas Scott

スコットランド民謡のアニーローリーが原曲で、新約聖書ペテロ5章8-10節をもとに作詞されました。

「堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。

ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通って来たのです」と信仰心を歌っています。

神は愛なり作詞:三谷種吉/作曲:不詳

「神は愛なり」は日本で最初の音楽伝道者である三谷種吉の代表的な作品です。

1900年の福音唱歌では8分の9拍子ですが、1909年のリバイバル唱歌と1967年の讃美歌第二編では4分の6拍子になっています。

1958年の聖歌では4節が中田羽後のものになっており、歌詞も改変されています。

讃美歌21・471番「勝利をのぞみ」Charles Tindley

1950年から60年にかけて起こった、アメリカのキング牧師による公民権運動でも歌われ有名になった曲です。

フォークシンガーのピート・シーガーがこの曲を広め、公民権運動を象徴する歌にしました。

原曲は、黒人のメソジスト牧師であるチャールズ・ティンドリーが発表した霊歌『アイル・オーバーカム・サムデー』です。

これは、アフリカからヨーロッパを回って奴隷としてアメリカへ連れてこられた人たちの、船上での労働歌だったという説もあります。

自由と平和への勝利をのぞみ、勇気を持って進んでいこうという力強い思いが歌われています。

HATSUMI

He Who Would Valiant BeThe Choir Of Christ’s College

「He Who Would Valiant Be」は、イギリスの文学者であるジョン・バニヤンが手がけたとされる賛美歌で、「To Be a Pilgrim」というタイトルでも知られています。

「Variant」は「勇気」や「気高い雄々しさ」を意味し、また「Pilgrim」とは巡礼者のことです。

生前の功績をたたえる意味合いから、葬儀で歌われることもある賛美歌です。

Yu Kishimoto