有名な賛美歌・聖歌一覧
世界中で愛されている賛美歌。
キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。
優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。
今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。
作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。
日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?
それではごゆっくりとお楽しみください!
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有名な賛美歌・聖歌一覧
神は愛なり作詞:三谷種吉/作曲:不詳
「神は愛なり」は日本で最初の音楽伝道者である三谷種吉の代表的な作品です。
1900年の福音唱歌では8分の9拍子ですが、1909年のリバイバル唱歌と1967年の讃美歌第二編では4分の6拍子になっています。
1958年の聖歌では4節が中田羽後のものになっており、歌詞も改変されています。
Abide With MeAudrey Assad
賛美歌39番である「日暮れて四方は暗く」。
スコットランド人の聖公会信徒ヘンリー・フランシス・ライトが作った詞を、ウィリアム・ヘンリー・モンクの「Eventide」という曲にあわせて歌う賛美歌です。
「Eventide」とは夕暮れという意味で、夕焼け空が広がっているかのような穏やかな曲調の歌です。
歌詞は、生涯・苦境・死においてともにいてくださいと神に祈る内容となっています。
(HATSUMI)
わがたましいをCharles Wesley
イングランド国教会における信仰覚醒運動であるメソジスト運動の指導者であったチャールズ・ウェスリーを代表する作品です。
彼は生涯にわたって多くの讃美歌を作りましたが、この讃美歌は英国の中で最も有名な讃美歌の一つです。
チャールズ・ウェスレーの回心後まもなく作られ、1740年に「試練の時に」と題して発表されました。
メソジスト運動に対する迫害に危険の中で作られたという説があり、神に身を守ることを求める讃美歌です。
(HATSUMI)
JerusalemThe Oxford Trinity Choir
イギリス愛国歌「エルサレム」は、1916年にイギリスのチャールズ・パリーが作曲したオルガン伴奏による合唱曲です。
イギリスの方にとって愛国心や危機などから脱するためにはげましあうような今日だそうです。
イエス・キリストが古代イングランドに来たという伝説をふまえつつ、困難に打ち勝って神々の作った輝く世界を目指そうというようなパワーを感じる曲です。
山路こえて作詞:西村清雄/作曲:アーロン・チャビン
1903年に西村清雄が作詞した創作賛美歌の一つです。
伝道活動の最中、峠をこえる際に作ったとされています。
アーロン・チャビン作曲の原題『Golden Hill』という曲に合わせて歌詞がつけられました。
自然の情景を感じられ、日本人の感受性に合った賛美歌と言えるでしょう。
(谷さとこ)
十字架の血にLewis Hartsough
この美しい讃美歌はリヴァイヴァル讃美歌の一つで、アメリカやイギリスではよく招きの讃美歌として使われます。
招きの讃美歌とは、神様からのみ招きに対する会衆からの賛美による応答のことです。
この曲はメデヂストの牧師であるルイス・ハーサフによって、19世紀に作詞・作曲されました。
イエス・キリストが十字架の刑に処せられたことで人類を罪から救ったその情景と、自分たちの身代わりとして罪を償った神への愛や感謝が表されている一曲です。
(HATSUMI)
希望のささやきHayley Westenra
『希望のささやき』は新約聖書に登場する「ヘブライ人への手紙」を引用して制作された讃美歌です。
ヘブライ人と呼ばれたユダヤ人たちが苦しみながらも、希望を持ってイエス様を信じたことが描かれている「ヘブライ人への手紙」をモチーフにして歌詞が作られました。
教会で聖歌隊とともに厳かに歌われるバージョンや、アメリカのミュージシャンであるジム・リーブスさんが歌ったカントリー調のバージョンがあります。
ヘイリー・ウェステンラさんのバージョンでは、美しい声とすべてを包み込んでくれる歌詞があなたの心を癒やしてくれるはずです!
(濱田卓也)