有名な賛美歌・聖歌一覧
世界中で愛されている賛美歌。
キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。
優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。
今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。
作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。
日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?
それではごゆっくりとお楽しみください!
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有名な賛美歌・聖歌一覧
讃美歌103番「牧人ひつじを」William Sandys
この曲は、クリスマスに歌われるイギリスのキャロルです。
キャロルとは元来、踊りのための民謡でしたが、宗教的な礼拝のなかで歌われるようになり、現在では賛美歌の一種となったものです。
この曲の旋律は、イングランド西部地方に17世紀以前から伝わっている旋律です。
このクリスマス・キャロルで歌われているのは新約聖書の一節で、羊飼い達が羊の群れの番をしていたその夜に、空から神の使いが現れるシーンが描かれています。
(HATSUMI)
JerusalemHubert Parry
迫力のあるオーケストラの演奏と大合唱で、イギリスの壮大な歴史と自然を感じさせる讃美歌『Jerusalem』。
18世紀の詩人、ウィリアム・ブレイクさんが書いた『Milton』という詩から引用しており、1916年にイギリスの作曲家、チャールズ・パリーさんが作曲しました。
イギリスでは「第二の国家」として国民から愛されている讃美歌です。
国をあげての一大イベントが開催される際には必ずと言っていいほど演奏される定番曲です。
(宵待ジェーン)
Be Thou My VisionAudrey Assad
もともとは古典アイルランド語の歌詞でしたが、現在は全世界の英語圏の教会で歌われているキリスト教の伝統的な賛美歌「こころみの世にあれど」。
キリストを愛して従う者に与えられる平和を表現した賛美歌となっています。
オードリー・アサドはニュージャージー出身のシンガーソングライターで、プロテスタントの家庭に生まれ育ちました。
彼女の歌声は力強くも、包まれるような優しさを持っています。
(HATSUMI)
The Day Thou Gavest, Lord, Is EndedChoir of King’s College
キングス・カレッジを設立したヘンリー6世によって創設された、キングス・カレッジ合唱団が歌唱する『The Day Thou Gavest, Lord, Is Ended』。
キリスト教の賛美歌としてジョン・エラートン牧師が制作しており、ヨーロッパを中心とした地域で歌唱されています。
神への祈りと教会の世界的なつながりをテーマにしたメッセージとともに、壮大かつ美しいメロディーが響くでしょう。
明るい未来への希望を感じさせる華やかな音色と合唱団による透きとおった歌唱に癒やされる賛美歌です。
(無糖)
讃美歌373番「ナルドの壷」Edwin Pond Parker
イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家にいて、食事をしようとしていた時に、ひとりの女が非常に高価で純粋なナルドの香油が入れてあるつぼを持ってきて壊し、香油をイエスの頭に注ぎかけた、という『マルコによる福音書』に記載されている一節が基となっています。
彼女は、主イエスへの感謝と愛とを表すためには、その他のどんな物よりも大切なナルド油を与えるのがふさわしいと思い、このような行動をしました。
自分にとって大切なものを人のためにささげる奉仕の業を意味しています。
(HATSUMI)
もろびとこぞりてGeorge Frideric Handel
欧米の有名クリスマス・キャロル『民みな喜べ』の旋律に『もろびとこぞりて』の訳詞を載せた、日本のポピュラーなクリスマス・ソングです。
12月になると街中でこの曲が流れていますよね。
賛美歌第112番で、主イエス・キリスト降誕の歌です。
「みんなで一緒に集まって、長いあいだ待っていた主を迎えて、神としてたたえなさい」という内容が歌われています。
この世に降臨してきた救いの神を心から迎え入れ、誉めたたえる讃美歌です。
(HATSUMI)