有名な賛美歌・聖歌一覧
世界中で愛されている賛美歌。
キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。
優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。
今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。
作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。
日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?
それではごゆっくりとお楽しみください!
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有名な賛美歌・聖歌一覧
きよしこの夜Thomas Boys Choir
1818年の12月24日の夜に初演されて以来、世界中の人々に愛され、今や300の言語と方言に翻訳され歌われているクリスマス・キャロル。
聖ニコラウス教会で司祭を務めたモールが書いた詩に、同教会のオルガン奏者であった教師のグルーバーがメロディーを作曲して誕生しました。
聖ニコラウス教会はオーベルンドルフという地にある教会ですが、当時、ナポレオン戦争によりオーベルンドルフの人々は、何年もの間厳しい時代を過ごしていました。
モールとグルーバーはこのクリスマス・キャロルによって少しでも人々に希望を与えたいと願い、この曲を作ったと言われています。
(HATSUMI)
讃美歌373番「ナルドの壷」Edwin Pond Parker
イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家にいて、食事をしようとしていた時に、ひとりの女が非常に高価で純粋なナルドの香油が入れてあるつぼを持ってきて壊し、香油をイエスの頭に注ぎかけた、という『マルコによる福音書』に記載されている一節が基となっています。
彼女は、主イエスへの感謝と愛とを表すためには、その他のどんな物よりも大切なナルド油を与えるのがふさわしいと思い、このような行動をしました。
自分にとって大切なものを人のためにささげる奉仕の業を意味しています。
(HATSUMI)
讃美歌354番「かいぬしわが主よ」William Bradbury
1836年発行の『若者のための讃美歌集』に発表され、人気を博した讃美歌です。
この『若者のための讃美歌集』の編集者であるドロシー・アン・シュラップが作詞をしたと言われており、神への信頼と親しみをこめた願いを表しています。
ヨハネによる福音書10章11節や、マタイによる福音書5章1-3節が基になっており、神の救いの御業や救いの恵みがテーマとなっています。
日本でも有名な讃美歌の一つで、子どもの教会でもよく歌われています。
(HATSUMI)
讚美歌301番「山べにむかいて」Charles H.Purday
誰かに助けを求めたい時ってありますよね。
そんな時に聴いてほしいのがこの『山べにむかいて』です。
助けは天地創造の神からくるものだと信じ、神に助けを求めながら山に向かって目を上げている様子が描かれています。
人々を守るイエスはまどろむことも、眠ることもないとし、いつも見守ってくれているという希望が込められています。
優しく澄んだ旋律が特徴的であり、イエスはいつも私たちを見守ってくれていて、助けてくれるのだと感じられる一曲です。
(HATSUMI)
You Raise Me UpCeltic Woman
『You Raise Me Up』はイギリスの音楽ユニットであるシークレット・ガーデンが2002年にリリースした楽曲です。
日本ではアイルランドの女性グループであるケルティック・ウーマンのカバーバージョンが良く知られています。
歌詞の中に神様の名前が出てくるわけではありませんが、歌詞全体を見ると神様に対して書かれていることがわかります。
歌詞の内容が聖書からの引用であったり、讃美歌によくある言い回しなどが使用されているためです。
伝統的な讃美歌とは違いますが、美しいメロディと神様を讃える歌詞が聴いている人の心を癒やす名曲ですよね!
(濱田卓也)
もろびとこぞりてGeorge Frideric Handel
欧米の有名クリスマス・キャロル『民みな喜べ』の旋律に『もろびとこぞりて』の訳詞を載せた、日本のポピュラーなクリスマス・ソングです。
12月になると街中でこの曲が流れていますよね。
賛美歌第112番で、主イエス・キリスト降誕の歌です。
「みんなで一緒に集まって、長いあいだ待っていた主を迎えて、神としてたたえなさい」という内容が歌われています。
この世に降臨してきた救いの神を心から迎え入れ、誉めたたえる讃美歌です。
(HATSUMI)