有名な賛美歌・聖歌一覧
世界中で愛されている賛美歌。
キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。
優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。
今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。
作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。
日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?
それではごゆっくりとお楽しみください!
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有名な賛美歌・聖歌一覧
讃美歌257番「神は我がやぐら」Martin Luther
ドイツの宗教改革者として有名なマルティン・ルターが1527年から1529年の間に作詞・作曲をした曲。
ルターの作品の中で最もよく知られている讃美歌で、現在では英語をはじめとして多くの言語に訳されています。
プロテスタント教会がローマ・カトリック教会から分離する際、彼が中心人物の一人であったため、プロテスタント教会でもよくこの曲が歌われています。
歌詞は『旧約聖書』の「詩編46」が元となっており、困難な時の私たちの逃げどころである神への感謝や賛美を表している曲です。
(HATSUMI)
讃美歌111番「神の御子は今宵しも」John Francis Wade
「イエス・キリストの信仰がある者は、ともに来て拝もう」と歌っている讃美歌です。
作曲者、作詞者ともはっきりとはわかっていませんが、イングランド人のジョン・フランシス・ウェードが作曲、13世紀のジョン・オブ・レディングが作詞をしたと言われています。
さまざまな言語に翻訳されており、日本ではクリスマスの時期に歌われる定番の讃美歌として知られています。
セリーヌ・ディオンやボブ・ディランといった世界的なアーティストによってカバーもされている、有名な讃美歌です。
(HATSUMI)
讃美歌第二編一番「こころを高くあげよう」ヘンリー・モンテギュー・バトラー
旧約聖書詩篇25篇「神こそわが望み、心を高くあげよう」をもとに作詞された讃美歌です。
私たちの心がただ主のみを見上げて、高みに向かっていこうとするならば、小さな事に腹を立てたり、くよくよしたりすることがなくなっていくと歌っています。
讃美歌262番「十字架のもとぞ」Elizabeth Cecelia Douglas Clephane
19世紀に活躍した、スコットランド出身のエリザベス・C・クレファンが作詞した讃美歌です。
彼女は名門の知事の娘としてエディンバラに生まれ、その生涯の大部分をメルローズで過ごしました。
幼児期にかかった大病により病弱の身でしたが、れによって信仰と同情心とを深め、財と力をささげて周囲の貧しい人々に仕えました。
この歌は彼女の死後に発表されたものです。
旋律は、フレデリック・チャールズ・メーカーがこの歌詞のために作曲したものです。
半音階的進行と巧みな転調が特徴的で、彼の代表作品の一つとして愛唱されています。
(HATSUMI)
A Mighty Fortress is Our God from Cantata No. 80, BWV 80 – VoiceJ.S.Bach
「音楽の父」と呼ばれているヨハン・ゼバスティアン・バッハのカンタータ。
教会の合唱団員や宮廷オルガン奏者、宮廷楽長を務めていたバッハは、65年の生涯の中で数多くのカンタータを作曲しました。
第80番であるこのカンタータは、「かたきとりでぞ わが主は」という題がつけられています。
「とりで」とは外敵を防ぐために築造した建造物のことであり、イエス・キリストは私たちを守ってくれるということを歌っています。
(HATSUMI)
The Lord’s My Shepherd – Tune: CrimondJohn Siderius
日本では「主はわたしの羊飼い」というタイトルで知られている賛美歌。
もしくは「主はわが牧者」。
どういう意味なのか気になれますよね。
実は神と人々との関係が聖書の中で羊飼いと羊で比喩として表現されているようです。
つまり神が羊飼いで、私たち人間は羊です。
神が私たちを導き世話をしてくれるという意味なんですよ。