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有名な賛美歌・聖歌一覧

世界中で愛されている賛美歌。

キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。

優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。

今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。

作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。

日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?

それではごゆっくりとお楽しみください!

有名な賛美歌・聖歌一覧

Make Me a Channel of Your PeaceSusan Boyle

1997年に行われたイギリスのダイアナ妃の葬式で、アイルランド出身の歌手シネイド・オコナーが歌ったことでも有名なこの曲。

現在ではスーザン・ボイルやオール・エンジェルスと言った、さまざまなアーティストがカバーしています。

この曲は、13世紀にイタリア半島で活動した、フランシスコ会の創設者である聖フランシスコが作ったとされる「フランシスコの平和の祈り」が基となっています。

これは、マザー・テレサやマーガレット・サッチャーなど著名な宗教家や政治家が演説の中でも引用している有名な祈りの一節です。

HATSUMI

主の御手に頼る日は作詞:不詳/作曲:アンソニー・ショウォルター

「主の御手に頼る日は」はアメリカで1887年に発表された賛美歌・ゴスペルです。

この曲はスティーブン・スピルバーグ総指揮による2010年公開の映画「トゥルー・グリット」でサントラとして印象的に用いられました。

サントラ版はアメリカの女性カントリー歌手アイリス・デメントが歌っています。

Be Still, for the Presence of the LordCeleste

美しい女性による見事なハーモニーが耳に優しく心地よいこちらの賛美歌は、輝く聖なる君をたたえて信仰の心を表現した曲です。

そのために神に仕え、奉仕するというテーマで歌われています。

賛美歌のよさでもある、聴いている私たちも心が洗われそうなそうな1曲です。

この曲を聴くと気持ちのいい1日が過ごせそうな気持ちになれますよ。

讃美歌21・471番「勝利をのぞみ」Charles Tindley

1950年から60年にかけて起こった、アメリカのキング牧師による公民権運動でも歌われ有名になった曲です。

フォークシンガーのピート・シーガーがこの曲を広め、公民権運動を象徴する歌にしました。

原曲は、黒人のメソジスト牧師であるチャールズ・ティンドリーが発表した霊歌『アイル・オーバーカム・サムデー』です。

これは、アフリカからヨーロッパを回って奴隷としてアメリカへ連れてこられた人たちの、船上での労働歌だったという説もあります。

自由と平和への勝利をのぞみ、勇気を持って進んでいこうという力強い思いが歌われています。

HATSUMI

Sing It in the ValleysKevin Mayhew Ltd

賛美歌というとゆったりしたテンポの荘厳な曲が多いイメージですが、中には明るい曲調も存在します。

この「Sing It in the Valleys」はそのひとつで、軽快なリズムに乗せて歌われることも多いのが特徴です。

こちらはソロギターによるアレンジで、聴いただけでは賛美歌とは分からないかもしれませんね。

Yu Kishimoto

神共にいまして作詞:ジェレマイア・ランキン/作曲:ウィリアム・トウマ

「神共にいまして」は世界で最もよく歌われる送別の歌です。

賛美歌の枠をこえて世界的な送別の歌になっており、感傷的なことから標準的な賛美歌として不適当とされ、アメリカの賛美歌から姿を消しました。

映画「私は貝になりたい」や「夜霧のブルース」などの作品で使用されています。

The King of Love My Shepherd Is (Arr. Dan Forrest)Dan Forrest

こちらの賛美歌は「主はわたしの羊飼い」というとてもポピュラーな賛美歌で、神を羊飼い。

私たち人間が羊飼いに守られ、お世話される羊として表現した曲です。

さまざまな場所で演奏されており、こちらはコンコーディア大学Chicago Wind Symphonyが演奏しリチャードR.フィッシャーが指揮をしています。