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有名な賛美歌・聖歌一覧

世界中で愛されている賛美歌。

キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。

優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。

今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。

作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。

日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?

それではごゆっくりとお楽しみください!

有名な賛美歌・聖歌一覧

讃美歌第二編184番「神はひとり子を」三谷種吉

讃美歌13番「神は愛なり」のリバイバル唱歌になります。

歌詞は日本最初の音楽伝道者三谷種吉によるもので、新約聖書ヨハネによる福音書より、かけがえのないご自分のひとり子さえもお与えくださった神の愛を示す、神は愛なり、と歌っています。

At the Name of JesusChristopher Walker

1870年に作られた「At the Name of Jesus」は、タイトルのとおりイエス・キリストをたたえる歌詞の賛美歌です。

長年にわたって歌い継がれている楽曲ですが、こちらはゴスペルにアレンジされたバージョン。

キリスト教文化が深く根付いた欧米諸国では、このようなポップなアレンジも許容される風土があり、さまざまな形で賛美歌を耳にすることがあります。

Yu Kishimoto

A Mighty Fortress is Our God from Cantata No. 80, BWV 80 – VoiceJ.S.Bach

「音楽の父」と呼ばれているヨハン・ゼバスティアン・バッハのカンタータ。

教会の合唱団員や宮廷オルガン奏者、宮廷楽長を務めていたバッハは、65年の生涯の中で数多くのカンタータを作曲しました。

第80番であるこのカンタータは、「かたきとりでぞ わが主は」という題がつけられています。

「とりで」とは外敵を防ぐために築造した建造物のことであり、イエス・キリストは私たちを守ってくれるということを歌っています。

HATSUMI

讃美歌298番「やすかれわがこころよ」カタリーナ・A・D・フォン・シュレーゲル

シベリウスの交響詩「フィンランディア」の曲をつけたことによって急速に有名になりました。

1900年帝政ロシアの圧政に苦しめられていたフィンランドでできた曲で、現在でもフィンランドでは国歌に次ぐ第二の愛国歌として広く歌われています。

神への信従と待望を歌った賛美歌です。

讃美歌 98番 「天には栄え」Felix Mendelssohn

代表的なクリスマス・キャロル、クリスマスの讃美歌です。

新約聖書「ルカによる福音書」の一節をもとにチャールズ・ウェスレーにより作詞されました。

「今日ダビデの町にて汝らの爲に救主うまれ給へり、これ主キリストなり」と救い主イエス・キリストの誕生を描いた場面の讃美歌です。

Shine Jesus ShineGraham Kendrick

1987年に作曲されたキリスト教のプレイズ・ソングです。

日本では「輝け主の栄光」というタイトルで知られています。

ポップで壮大なアレンジのこの曲を作詞し歌うのはキリスト教シンガソングライターでありワーシップリーダーであるグラハム・ケンドリックです。

バプテストの牧師の息子という、「このようなシンガーをこころざすために生まれてきた?」とも思えるシンガーです。

神共にいまして作詞:ジェレマイア・ランキン/作曲:ウィリアム・トウマ

「神共にいまして」は世界で最もよく歌われる送別の歌です。

賛美歌の枠をこえて世界的な送別の歌になっており、感傷的なことから標準的な賛美歌として不適当とされ、アメリカの賛美歌から姿を消しました。

映画「私は貝になりたい」や「夜霧のブルース」などの作品で使用されています。