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有名な賛美歌・聖歌一覧

世界中で愛されている賛美歌。

キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。

優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。

今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。

作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。

日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?

それではごゆっくりとお楽しみください!

有名な賛美歌・聖歌一覧

讃美歌94「久しく待ちにし」John Mason Neale & Thomas Helmore

旧約聖書イザヤ書第7章14節にある預言をもとに作詞された讃美歌です。

「見よ、おとめがみごもって男の子を産み、その名はインマヌエルと呼ぶ」インマヌエルとは「主は我らと共にあり」の意味でメシアであるイエス・キリストの呼び名の一つです。

マタイによる福音書にも似た記述があり、「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。

その名はインマヌエルと呼ばれる。

この名は、神は我々と共におられるという意味である」新約・旧約ともに救い主イエスの誕生を描いた讃美歌です。

讃美歌第二編216番「みつかいうたいて」William Chatterton Dix

古いイングランドの民謡音楽「グリーンスリーブス」の旋律に合わせて、1865年にウィリアム・チャタートン・ディックスが歌詞を作詞したクリスマス・キャロルです。

新約聖書ルカによる福音書のイエス生誕をうたったもので、御使いとは、使者を意味する語であり、キリスト教で主の使い(天使)を表しています。

讃美歌142番~さかえの主イエスの~Isaac Watts

「さかえの主イエスの」はイギリスの四大賛美歌のうちの一つです。

1707年の「賛美歌と霊的歌」(Hymns and Spiritual Songs)に「キリストの十字架によってこの世に対して磔刑になること」と題して発表されました。

それ以来あらゆる歌集に採用され、各国語に訳されて全世界に普及しました。

Praise My Soul the King of HeavenMatthew Brown

賛美歌というとまずはこの曲ではないでしょうか?

タイトルをみてピンと来なくても聴いてみるときっと「あ、あれか!」となるはずですよ。

タイトルの英訳は「たたえよ、王なるわれらの神を」で、神をたたえる内容のまさに賛美歌という1曲。

この曲は「ハレルヤ」というフレーズがサビで繰り返されます。

まずはこの曲からと言えるでしょう!

ポップなアレンジのバージョンなどもありますのでいろいろ聴いてみてくださいね。

讃美歌294番「み恵みゆたけき」William Bradbury

アメリカのフィラデルフィアのバプテスト教会の牧師ジョセフ・H・ギルモアが1862年に作詞した歌詞に、ウィリアム・ブラッドベリーが曲をつけた讃美歌です。

旧約聖書詩篇23編の「主はわが牧者なり、われ乏しきことあらじ。

主はわれをみどりの野にふさせ、いこいの汀にともないたもう」をもとに作詞されたと言われています。

天には栄え作詞:チャールズ・ウェスレー/作曲:フェリックス・メンデルスゾーン

『天には栄え』は1733年に発表されたクリスマスキャロルです。

チャールズ・ウェスレー作詞で、作曲はなんと有名なロマン派作曲家のメンデルスゾーンです。

マライア・キャリーがカバーしてアルバムに収録していたりと、海外では非常にポピュラーな賛美歌ですよ!

谷さとこ