有名な賛美歌・聖歌一覧
世界中で愛されている賛美歌。
キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。
優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。
今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。
作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。
日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?
それではごゆっくりとお楽しみください!
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有名な賛美歌・聖歌一覧
讃美歌 98番 「天には栄え」Felix Mendelssohn
代表的なクリスマス・キャロル、クリスマスの讃美歌です。
新約聖書「ルカによる福音書」の一節をもとにチャールズ・ウェスレーにより作詞されました。
「今日ダビデの町にて汝らの爲に救主うまれ給へり、これ主キリストなり」と救い主イエス・キリストの誕生を描いた場面の讃美歌です。
Praise to the Lord, the AlmightyDon Moen
日本では「造り主の主を」というタイトルで知られている曲で、すばらしいこの世界を作った神をほめたたえる内容です。
それをアメリカのコンテンポラリー・ワーシップ・ミュージックのシンガーソングライターであるドン・モーエンがあたたかい歌声で歌います。
女性シンガーとのバランスもよく、知らない方が聴くと賛美歌だということに気がつかないかもしれません。
とっても聴きやすいアレンジなので賛美歌初心者の方にもオススメです!
讃美歌122番「みどりもふかき」Eustace Rogers Condor
19世紀のイギリスの古い楽曲に作詞した讃美歌です。
イエス・キリストの生涯を歌った讃美歌の歌詞になっていて、大工の息子として生まれたイエスが救い主となる話を歌っています。
A Mighty Fortress is Our God from Cantata No. 80, BWV 80 – VoiceJ.S.Bach
「音楽の父」と呼ばれているヨハン・ゼバスティアン・バッハのカンタータ。
教会の合唱団員や宮廷オルガン奏者、宮廷楽長を務めていたバッハは、65年の生涯の中で数多くのカンタータを作曲しました。
第80番であるこのカンタータは、「かたきとりでぞ わが主は」という題がつけられています。
「とりで」とは外敵を防ぐために築造した建造物のことであり、イエス・キリストは私たちを守ってくれるということを歌っています。
(HATSUMI)
ひいらぎかざろう詞:ウェールズ民謡/曲:ウェールズ民謡
『ひいらぎかざろう』はとてもポップなクリスマスキャロルです!
もとはウェールズの民謡で新年に歌うキャロルでした。
明るい曲調とくり返されるフレーズが歌いやすく、日本でも広く親しまれるようになりました。
小さな子供の合唱にも、大人のクリスマスソングとしてもオススメの1曲です。
(谷さとこ)
讃美歌294番「み恵みゆたけき」William Bradbury
アメリカのフィラデルフィアのバプテスト教会の牧師ジョセフ・H・ギルモアが1862年に作詞した歌詞に、ウィリアム・ブラッドベリーが曲をつけた讃美歌です。
旧約聖書詩篇23編の「主はわが牧者なり、われ乏しきことあらじ。
主はわれをみどりの野にふさせ、いこいの汀にともないたもう」をもとに作詞されたと言われています。
讃美歌262番「十字架のもとぞ」Elizabeth Cecelia Douglas Clephane
19世紀に活躍した、スコットランド出身のエリザベス・C・クレファンが作詞した讃美歌です。
彼女は名門の知事の娘としてエディンバラに生まれ、その生涯の大部分をメルローズで過ごしました。
幼児期にかかった大病により病弱の身でしたが、れによって信仰と同情心とを深め、財と力をささげて周囲の貧しい人々に仕えました。
この歌は彼女の死後に発表されたものです。
旋律は、フレデリック・チャールズ・メーカーがこの歌詞のために作曲したものです。
半音階的進行と巧みな転調が特徴的で、彼の代表作品の一つとして愛唱されています。
(HATSUMI)