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有名な賛美歌・聖歌一覧

世界中で愛されている賛美歌。

キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。

優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。

今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。

作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。

日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?

それではごゆっくりとお楽しみください!

有名な賛美歌・聖歌一覧

Guide Me, O Thou Great RedeemerEly Cathedral Choir

こちらの賛美歌は「Cwm Rhondda」というタイトルでも知られる有名な曲です。

エジプトから脱出し、荒野を旅する神の民の経験を記した「出エジプト記」をモチーフにした楽曲ですが、イギリスでは結婚式や葬儀で歌われることも多く、人々にとってなじみ深い楽曲のようです。

歌詞にはさまざまなバリエーションが存在し、ラグビーやサッカーの試合で歌われることもあります。

Yu Kishimoto

賛美歌第2編219番 さやかに星はきらめきLouis Adam

「さやかに星はきらめき」はフランスの作曲家アドルフ・アダンが作曲したクリスマスキャロルです。

原詩はプラシド・カポーによるものですが、英語圏ではジョン・サリバン・ドワイトが非常に自由な英訳した「O Holy Night, the stars are brightly shining」で知られており、日本でも「オー・ホーリーナイト」と呼ばれることがあります。

All Beautiful the March of DaysMac Frampton

1984年にMac Framptonによって書かれた賛美歌です。

そもそも賛美歌とはキリスト教の神や聖人をたたえた賛美の歌ですが、協会で一般の人々が歌えるように作られた、信仰のための歌です。

人を励ますような歌も多く、聴きやすい曲や、ソウルフルな曲など人気を集める理由ではないでしょうか?

「美しい3月の日」というタイトルのように、冬が終わり新しい季節、春がやってくることへの喜びやわくわくするような気持ちが歌われています。

ピアノの軽快なリズムに春への気持ちが現れていますね!

讃美歌194番「栄えに満ちたる」John Newton

18世紀に活躍したオーストリアの音楽家、ハイドン作曲の賛歌『神よ、皇帝フランツを守り給え』のメロディーが用いられた讃美歌です。

ハイドンのこの曲は、1797年に神聖ローマ皇帝フランツ2世の誕生日に献呈されたもので、その後、1804年に成立したオーストリア帝国における正式な国歌となりました。

『栄えに満ちたる』の歌詞は、『アメイジング・グレイス』作詞者として有名なイギリスの牧師ジョン・ニュートンが書いたもので、教会をたたえたイギリスの古典的な讃美歌です。

HATSUMI

Dear Lord and Father of Mankind / He Leadeth MeThe O’Neill Brothers Group

「Dear Lord」という言葉を海外のドラマや映画で聞くことがあるのではないでしょうか?

これの意味は「主よ」という神を表す言葉です。

この曲のタイトルを和訳すると「主よ今われらの罪をゆるし」という意味です。

神へおろかな行いをしてしまったことへの許しをこう賛美歌です。

この曲はカデミー賞作曲賞を受賞した2007年の映画『つぐない』の中にも登場します。

讃美歌298番「やすかれわがこころよ」カタリーナ・A・D・フォン・シュレーゲル

シベリウスの交響詩「フィンランディア」の曲をつけたことによって急速に有名になりました。

1900年帝政ロシアの圧政に苦しめられていたフィンランドでできた曲で、現在でもフィンランドでは国歌に次ぐ第二の愛国歌として広く歌われています。

神への信従と待望を歌った賛美歌です。

Praise My Soul the King of HeavenMatthew Brown

賛美歌というとまずはこの曲ではないでしょうか?

タイトルをみてピンと来なくても聴いてみるときっと「あ、あれか!」となるはずですよ。

タイトルの英訳は「たたえよ、王なるわれらの神を」で、神をたたえる内容のまさに賛美歌という1曲。

この曲は「ハレルヤ」というフレーズがサビで繰り返されます。

まずはこの曲からと言えるでしょう!

ポップなアレンジのバージョンなどもありますのでいろいろ聴いてみてくださいね。