有名な賛美歌・聖歌一覧
世界中で愛されている賛美歌。
キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。
優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。
今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。
作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。
日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?
それではごゆっくりとお楽しみください!
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有名な賛美歌・聖歌一覧
讃美歌第二編216番「みつかいうたいて」William Chatterton Dix
古いイングランドの民謡音楽「グリーンスリーブス」の旋律に合わせて、1865年にウィリアム・チャタートン・ディックスが歌詞を作詞したクリスマス・キャロルです。
新約聖書ルカによる福音書のイエス生誕をうたったもので、御使いとは、使者を意味する語であり、キリスト教で主の使い(天使)を表しています。
Love Divine, All Loves ExcellingTim Brace
メソジスト運動の指導者であった、チャールズ・ウェスリーによる讃美歌です。
この讃美歌は、神だけが持つ究極で永遠の「完全性」がテーマとなっています。
生涯で6,500ほど書いたと言われているウェスリーの讃美歌の中でも、最も有名で愛されている曲の1つです。
この曲はヘンリー・パーセル作曲、ジョン・ドライデン脚本のセミ・オペラ『アーサー王』の中でヴィーナスが歌う『フェアレスト・アイル』という曲が基となったと言われています。
(HATSUMI)
As I Kneel Before YouJames Kilbane
アコースティックギターが特徴的な、Maria Parkinsonによるフォーク調の賛美歌が「As I Kneel Before You」です。
こちらは男性歌手のJames Kilbaneが歌った曲。
聖母マリアをたたえる歌詞ですが、一般的なポップソングのような親しみやすさも感じさせる楽曲に仕上がっていますね。
讃美歌370番「めさめよ、わが霊(たま)」Philip Doddridge
「めさめよ、わがたま」はイギリス賛美歌の中で最も古い朝の歌であり、イギリスの四大賛美歌の一つです。
原作者は17世紀のイギリスの詩人トマス・ケン司教であり、この曲はケンがウィンチェスター・カレッジの特別校友をしていた時にそこの学生の宗教教育のために作ったものが後に礼拝に用いられるようになっています。
Praise My Soul the King of HeavenMatthew Brown
賛美歌というとまずはこの曲ではないでしょうか?
タイトルをみてピンと来なくても聴いてみるときっと「あ、あれか!」となるはずですよ。
タイトルの英訳は「たたえよ、王なるわれらの神を」で、神をたたえる内容のまさに賛美歌という1曲。
この曲は「ハレルヤ」というフレーズがサビで繰り返されます。
まずはこの曲からと言えるでしょう!
ポップなアレンジのバージョンなどもありますのでいろいろ聴いてみてくださいね。
Ave MariaSonya O’Malley
「アヴェ・マリア」という題の曲はいくつかありますが、シューベルトが作曲したこの「アヴェ・マリア」が日本ではもっとも有名となっています。
ウォルター・スコットの叙事詩『湖上の美人』の物語の中で、エレン・ダグラスという貴婦人が口ずさんだ歌である「エレンの歌第3番」が、この曲のオリジナルです。
今では「シューベルトのアヴェ・マリア」として定着しています。
(HATSUMI)
讃美歌第二編一番「こころを高くあげよう」ヘンリー・モンテギュー・バトラー
旧約聖書詩篇25篇「神こそわが望み、心を高くあげよう」をもとに作詞された讃美歌です。
私たちの心がただ主のみを見上げて、高みに向かっていこうとするならば、小さな事に腹を立てたり、くよくよしたりすることがなくなっていくと歌っています。