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現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲

現代音楽と言われても、そういった音楽ジャンルがあること自体知らない、という方が大多数なのではないかと思います。

知識として多少は知っていたとしても、敷居が高く難解なイメージを抱かれている方も多いのではないでしょうか。

クラシックのみならず、ミニマル・ミュージックからアヴァン・ポップ、フリージャズ、ノイズ・アヴァンギャルドにいたるまで、現代音楽の影響は多くの分野で根付いています。

そんな現代音楽の名曲とされる楽曲を軸として、幅広い分野における楽曲を選出してみました。

現代音楽(芸術音楽)の名曲。おすすめの人気曲

ドリーム・オブ・ザ・ソングGeorge Benjamin

この曲は現代の神童、ベンジャミンが書いたカウンターテナーとオーケストラのための作品です。

ベンジャミンの音楽を聴くと、表現の陰影における正確さや、突然オーケストラが噴き出す爆発的な音の塊なども、破たんすることなく一貫性を持って曲に収まっていることに驚きます。

まさに職人芸です。

鏡のなかの鏡 (Spiegel im Spiege)Arvo Part

まるですでにそこに鳴っていたかのような音を自然な形で提出してくるのがアルヴォ・ペルト。

彼の作曲した名曲の数々は、自然からほんの少しインスピレーションを拝借して、それをまた音にして自然に還元するような、そういった無作為のなかの作為を感じます。

この曲も自分の顔を平行鏡に映してみて、何人もの自分を発見して、静かな喜びを感じるような曲です。

B. Bartok. Ballet suite from The Miraculous MandarinDmitri Jurowski

「中国の不思議な役人」はバルトークの円熟期の作品の一つ。

本来はパントマイムの伴奏音楽として作曲されたが、バレエや単独での管弦楽の演奏で披露されることも多い。

ゾンビ化した主人公を少女の処女性が救済するというストーリーは、初演当時、大変なスキャンダルを巻き起こした。

Stravinsky – Pulcinella SuiteJaap van Zweden

バロック期のイタリアの作曲家・ペルゴレージの音楽を大胆に換骨奪胎した古典主義期の傑作。

一見すると平明な美しい旋律でストラヴィンスキーのイメージはないが、随所随所に「モナリザに口髭を付けた」と依頼者が苦笑いした巧妙な仕掛けが数々こめられている。

Honegger – Pacific 231Marc Andreae

当時は最新鋭の高速鉄道だった蒸気機関車を音で描き出した作品。

ちなみに、これに続く第2作は「ラグビー」。

スイスの作曲家アルトゥール・オネゲルの代表作として小学校の作曲家一覧にも名前とともに昔から挙げられていた。