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イギリスの人気アーティスト、オススメのシンガーソングライター
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イギリスの人気アーティスト、オススメのシンガーソングライター

イギリスのミュージシャンが作り出す音楽は、不思議と日本人の耳と心にフィットするものが多いですよね。

どこか湿り気を帯びた歌声やメロディ、内省的な歌詞、耽美的な雰囲気など……デビュー初期は本国よりも高い人気と知名度を誇ったクイーンなどの例に挙げるまでもなく、UKロックと日本人の愛称は抜群と断言してもいいのではないでしょうか。

今回は、日本とは同じ島国で共通点も多いイギリスが生んだ人気のアーティストやシンガーソングライターをピックアップ、時代を問わず幅広いラインアップでお届けします。

あなたのお好きな邦楽のアーティストに影響源を知るきっかけとなるかも?

ぜひご覧ください!

イギリスの人気アーティスト、オススメのシンガーソングライター

I’m A ProblemCaity Baser

イギリス出身のポップシンガー、ケイティ・ベイサーさんは、2024年2月9日に楽曲『I’m A Problem』をリリースしました。

彼女の歌は、遠慮のない直言とキャッチーなメロディーで知られており、本作でもそのスタイルを示しています。

『I’m A Problem』では、自身の独自性と自信に対する力強いメッセージが込められており、リスナーに自分らしさを受け入れ、堂々と生きる勇気を与えます。

本作は、自分を信じることの大切さと、他者の評価に惑わされずに自己肯定感を持つことを歌っています。

その強い姿勢は、特に自己表現に戸惑う人たちや、社会の枠に収まらないと感じる人たちにとって、大きな力となるでしょう。

すべてのリスナーが自分の価値を見出し、自分自身に誇りを持って生きることの大切さを感じ取れる一曲です。

RAG MUSIC 編集部

Floating On A MomentBeth Gibbons

トリップホップの代表的なバンドであり、現在の若手アーティストたちにも絶大な影響を与え続けているポーティスヘッドのシンガーとして知られるベス・ギボンズさん。

ベスさんのソロ名義としては初となる楽曲『Floating On A Moment』は、彼女の経験と成熟した感性が融合した作品です。

特に、この曲は中年期の変化とその過程での心情の変遷を深く探求しており、リスナーに強い印象を残します。

制作にはジェームス・フォードさんとリー・ハリスさんが協力し、彼女の長いキャリアと多様な音楽的ルーツが反映されたサウンドは、彼女の人生の新章を象徴しているかのようです。

ギボンズさんの音楽ファンであれば、もちろんのこと、人生の転換期にある方々や内省的な時間を過ごしたい方にもオススメですよ。

RAG MUSIC 編集部

Eyes Wide ShutAlfie Templeman

イギリス出身で、マルチインストゥルメンタリストとしても知られる若きシンガーソングライター、アルフィー・テンプルマンさんの新曲『Eyes Wide Shut』は、彼の音楽キャリアにおいてまた新たなページを刻みます。

彼自身が敬愛するインディーポップやオルタナティブ・インディーロックに分類されるサウンドを踏襲しつつ、本作ではベースラインに特に重きを置いたファンキーで80年代的な要素も感じさせる楽曲。

アルフィーさんの才能溢れるプロダクションスキルと、彼が抱える複雑な感情や問題意識を反映したリリックが聴きどころです。

自宅での録音に挑み、さまざまな楽器を駆使したこの曲は、彼らしい実験的な要素もちりばめられています。

特に、リアルなドラムの録音は、曲に深みとリアリティをもたらしていますね。

彼の音楽に触れたことがない方も、本作を通して彼の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

RAG MUSIC 編集部

New RulesDua Lipa

2020年、最も活躍した女性アーティストの1人といっても過言ではないでしょう。

1995年生まれのデュア・リパさんは、いわゆるミレニアル世代が生んだ英国ポップ・スターの代表格であり、ファッション業界からも熱い視線を浴びるアイコン的な存在です。

10代の頃からYouTubeへのカバー動画の投稿などをおこなっていたリパさんは、2015年にはメジャーレコードとの契約を果たします。

2017年にリリースされたセルフ・タイトルのデビュー作は全英3位とヒット、アメリカをはじめとする各国でも人気を博します。

2019年にはレトロなディスコ・ポップや80年代的なサウンドを全面的に押し出した名曲『Don’t Start Now』が大ヒットを記録、同じ路線を引き継いだ2020年作のセカンド・アルバム『Future Nostalgia』は、まさに20年代の新世代のポップスの幕開けを告げる作品となりました。

全英1位はもちろん、アメリカでもチャート初登場4位を記録するなど、リパさんをネクスト・ステージへと向かわせたアルバムなのです。

彼女のハスキーで艶っぽい歌声はロック好きにも響く声質ですから、自分には縁がないのではというイメージを抱いている往年のロック・ファンにこそ、ぜひチェックしていただきたいアーティストですよ!

KOH-1

Shape of YouEd Sheeran

1991年にイギリスはヨークシャーにて生まれたエド・シーランさんは、2010年代以降において最も商業的に成功したソロ・アーティストの1人であり、ツアー収益におけるワールドレコード1位、3つのギネス世界記録を獲得した名曲『Shape of You』など、彼の歌声と曲は2010年代を彩った音楽そのもの、と言っても過言ではありません。

2020年代以降もその偉業は間違いなく続いていくであろうエドさんの音楽的なスタイルは、実はいたってシンプル。

軽快なアコースティック・ギターのバッキングと、卓越したメロディ・センス、ヒップホップの影響を感じさせる歌い回し、市井の人々を自然体のままで描き出すリアルな歌詞……そういった要素から生まれる名曲の数々を聴いていると、本当にいい曲であれば、時流などはなんら関係なく世界中へ広がっていくのだなと再認識させられるはず。

そんなエドさんはライブ・パフォーマンスも超一級で、小さなライブハウスであっても、東京ドームであっても、ギターとループ・ペダルを駆使してたった1人だけで最高のライブを魅せてくれるのですよ。

全身全霊ミュージシャン、それがエド・シーランさんなのです。

KOH-1

Rolling in the DeepAdele

2000年代の中盤から後半にかけて、イギリスでは60年代風のレトロなソウルやガールズ・ポップを思わせる女性アーティストがデビューを果たし、ちょっとしたブームとなりました。

エイミー・ワインハウスさんやダフィーさんなど、世界的な成功を果たしたシンガーソングライターも生まれた中で、圧倒的な商業的な成果を成し遂げたのがアデルさんです。

ロンドン生まれのアデルさんは、英国BBCにおける有望な新人を紹介する「サウンド・オブ・2008」で1位となり、2009年1月にタイトル通り19歳でリリースしたデビュー・アルバム『19』が高く評価され、リリース当時はあまり反応の薄かったアメリカにおいても翌年の2019年にはグラミー賞を受賞。

2011年リリースの『21』はなんと3,100万枚という圧倒的な売上を記録するなど、まさにイギリスが生んだ世界の歌姫として、シーンのトップに君臨し続ける存在なのです。

ソウルやポップ、ジャズなどを基盤としたノスタルジックなサウンドは聴く人を選ばず、突出した歌唱力と表現力を持った歌声の素晴らしさはもちろん、個人的な痛みや悲哀を切々と描いた歌詞は、リスナーの心を揺さぶります。

残念ながらデビュー当時に決まっていた来日公演がキャンセルとなって以来、一度も来日していない大物の1人なのですよね……。

KOH-1

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