イギリスの人気アーティスト、オススメのシンガーソングライター
イギリスのミュージシャンが作り出す音楽は、不思議と日本人の耳と心にフィットするものが多いですよね。
どこか湿り気を帯びた歌声やメロディ、内省的な歌詞、耽美的な雰囲気など……デビュー初期は本国よりも高い人気と知名度を誇ったクイーンなどの例に挙げるまでもなく、UKロックと日本人の愛称は抜群と断言してもいいのではないでしょうか。
今回は、日本とは同じ島国で共通点も多いイギリスが生んだ人気のアーティストやシンガーソングライターをピックアップ、時代を問わず幅広いラインアップでお届けします。
あなたのお好きな邦楽のアーティストに影響源を知るきっかけとなるかも?
ぜひご覧ください!
もくじ
- イギリスの人気アーティスト、オススメのシンガーソングライター
- Englishman In New YorkSting
- Let You Love MeRita Ora
- Shape of YouEd Sheeran
- Stay With MeSam Smith
- New RulesDua Lipa
- LaylaEric Clapton
- HeroesDavid Bowie
- Rolling in the DeepAdele
- WOMANJohn Lennon
- HumanRag’n’Bone Man
- Back To BlackAmy Winehouse
- Someone You LovedLewis Capaldi
- Put Your Records OnCorinne Bailey Rae
- Be Honest feat. Burna BoyJorja Smith
- CrazySeal
- Coming UpPaul McCartney
- GhostElla Henderson
- Ballad Of The Mighty INoel Gallagher’s High Flying Birds
- SacrificeElton John
- Boo’d UpElla Mai
- Viva La VidaColdplay
- My GenerationThe Who
- WonderwallOasis
- Bohemian RhapsodyQueen
- ChocolateThe 1975
- Beautiful OnesSuede
- Don’t Let Me DownThe Beatles
- Blue MondayNew Order
- DakotaStereophonics
- Story of My LifeOne Direction
- The PeopleThe Music
- cotton candyYungblud
- BreatheThe Prodigy
- I Wanna Be AdoredThe Stone Roses
- BrianstormArctic Monkeys
- Two FingersJake Bugg
- Paint It, BlackThe Rolling Stones
- The ChangingmanPaul Weller
- Pump It UpElvis Costello & The Attractions
- Song 2Blur
- Girl From MarsAsh
- A Place Called HomePJ Harvey
- RocksPrimal Scream
- Common PeoplePulp
- Over and overHot Chip
- BanquetBloc Party
- Everything Must GoManic Street Preachers
- Price Tag ft. B.o.BJesseJ
- Plug In BabyMuse
- Wasted Little DJ’sThe View
- CreepRadiohead
- Club FootKasabian
- Take Me OutFranz Ferdinand
- Don’t Look Back Into The SunThe Libertines
- Bitter Sweet SymphonyThe Verve
イギリスの人気アーティスト、オススメのシンガーソングライター
Englishman In New YorkSting
イギリスを代表するアーティストといえば、こちらのスティングさんを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
スティングさんは、ポリスというバンドのメンバーとして約10年にわたって活動したのち、ソロに転向し、いくつもの世界的なヒットソングをリリースしました。
こちらの『Englishman In New York』はそんな彼の代表的な作品の1つで、彼のスタイリッシュな音楽性と深みのあるメッセージ性がつめこまれた作品です。
(Ryo)
Let You Love MeRita Ora
ユーゴスラビア生まれロンドン育ちのリタ・オラさんは、20210年代以降にデビューを果たした女性アーティストの代表的の存在の1人です。
2021年現在、アルバムとしては全英1位に輝いたデビュー・アルバム『Ora』と2018年作『Phoenix』の2枚だけではありますが、伸びやかな歌声とポップなメロディ・センスを武器として、ダンサンブルなR&B~ポップスにおける多くのヒット曲を生み出しています。
2021年2月にはカザフスタン出身のDJ、Imanbekさんとのコラボレーションなどを含めたEP『Bang』をリリース。
コロナ時代を反映させながらも、30代を迎えた彼女の新たな魅力を感じさせる作品を発表しています。
そんなリタさんは、シンガーソングライターとしての才能もさることながら、ファッション・リーダーとしても引っ張りだこで、世界的ファッション・ブランドとのコラボレーションやモデルとしての活躍、テレビ番組の司会を務めるなど、幅広い分野で活躍中ですよ。
(KOH-1)
Shape of YouEd Sheeran
1991年にイギリスはヨークシャーにて生まれたエド・シーランさんは、2010年代以降において最も商業的に成功したソロ・アーティストの1人であり、ツアー収益におけるワールドレコード1位、3つのギネス世界記録を獲得した名曲『Shape of You』など、彼の歌声と曲は2010年代を彩った音楽そのもの、と言っても過言ではありません。
2020年代以降もその偉業は間違いなく続いていくであろうエドさんの音楽的なスタイルは、実はいたってシンプル。
軽快なアコースティック・ギターのバッキングと、卓越したメロディ・センス、ヒップホップの影響を感じさせる歌い回し、市井の人々を自然体のままで描き出すリアルな歌詞……そういった要素から生まれる名曲の数々を聴いていると、本当にいい曲であれば、時流などはなんら関係なく世界中へ広がっていくのだなと再認識させられるはず。
そんなエドさんはライブ・パフォーマンスも超一級で、小さなライブハウスであっても、東京ドームであっても、ギターとループ・ペダルを駆使してたった1人だけで最高のライブを魅せてくれるのですよ。
全身全霊ミュージシャン、それがエド・シーランさんなのです。
(KOH-1)
Stay With MeSam Smith
1990年代生まれのイギリスのシンガーソングライターの中でも屈指の人気と実力を誇り、商業的にも大きな成功を収めたサム・スミスさん。
彼の名前が最初に世間の注目を集めたのは、人気エレクトロ・デュオのディスクロージャーが2012年にリリースした名曲『Latch』にゲスト・ボーカルとして参加した時でしょう。
2014年に満を持してリリースされたデビュー・アルバム『In the Lonely Hour』は、本国イギリスのみならず各国でチャート1位を記録、アメリカでも2位を奪取するなど大ヒットとなりました。
エイミー・ワインハウスさんやアデルさんといった女性シンガーから影響を受けたというスミスさんのソウルフルな歌声は、聴いている人の心まで包み込むような、優しさと慈愛に満ちたもので、自然と涙がこぼれてしまうような感動を与えてくれます。
2020年にリリースされたサード・アルバム『Love Goes』においては、ダンス・ポップ的な躍動感のあるサウンドで新境地を開拓。
同時に、どのようなサウンドであっても、スミスさんの歌声とメロディの魅力が失われることはない、という事実を証明してみせました。
(KOH-1)
New RulesDua Lipa
2020年、最も活躍した女性アーティストの1人といっても過言ではないでしょう。
1995年生まれのデュア・リパさんは、いわゆるミレニアル世代が生んだ英国ポップ・スターの代表格であり、ファッション業界からも熱い視線を浴びるアイコン的な存在です。
10代の頃からYouTubeへのカバー動画の投稿などをおこなっていたリパさんは、2015年にはメジャーレコードとの契約を果たします。
2017年にリリースされたセルフ・タイトルのデビュー作は全英3位とヒット、アメリカをはじめとする各国でも人気を博します。
2019年にはレトロなディスコ・ポップや80年代的なサウンドを全面的に押し出した名曲『Don’t Start Now』が大ヒットを記録、同じ路線を引き継いだ2020年作のセカンド・アルバム『Future Nostalgia』は、まさに20年代の新世代のポップスの幕開けを告げる作品となりました。
全英1位はもちろん、アメリカでもチャート初登場4位を記録するなど、リパさんをネクスト・ステージへと向かわせたアルバムなのです。
彼女のハスキーで艶っぽい歌声はロック好きにも響く声質ですから、自分には縁がないのではというイメージを抱いている往年のロック・ファンにこそ、ぜひチェックしていただきたいアーティストですよ!
(KOH-1)
LaylaEric Clapton
「スローハンド」と呼ばれる、イギリスが世界に誇る最高のギタリストであり、シンガーソングライターとしても高い評価を受けるエリック・クラプトンさん。
イントロのリフがあまりにも有名な『Layla』辺りは、クラプトンさんを知らずとも聴いたことがあるという人がほとんどでしょう。
1960年代から始まったクラプトンさんの長く偉大な音楽キャリアをすべて把握するのは難しいですが、ソロとしてのキャリアをクラプトンさんがスタートさせたのは1970年代に入ってからです。
1960年代において、さまざまな伝説に残るバンドで活動したクラプトンさんは、アメリカに移住して1970年に初のソロ・アルバム『Eric Clapton』をリリースします。
同年、デレク・アンド・ザ・ドミノスとしてリリースしたのが、前述した『Layla』を収録した『いとしのレイラ』なのですね。
そんなロックの歴史の生き字引でもあるクラプトンさんの人生は決して順風満帆というわけではなく、多くのトラブルや悲劇、個人的な問題などにも悩まされながらも、素晴らしい音楽を生み出し続けているからこそ、偉大な存在としてリスペクトされ続けるのでしょう。
まずは有名曲が入ったベスト盤などを聴いていただいて、その後は多くのバンドで活躍した60年代のクラプトンさんのキャリアにもぜひ目を向けてみてくださいね!
(KOH-1)
HeroesDavid Bowie
一介のミュージシャンという枠内を軽々とこえて、文化的な影響力という意味でも突出した存在と言えるのがデヴィッド・ボウイさんです。
2016年の1月10日にボウイさんがこの世を去ったとき、音楽業界のみならずさまざまな分野から悲しみの声が上がったのも記憶に新しいですよね。
10代の頃から音楽活動を始めていたボウイさんは、1967年にソロ・デビューを果たしますが、実はなかなか売れずに商業的には苦戦を強いられていました。
名作映画『2001年宇宙の旅』をモチーフとしたセカンド・アルバム『スペイス・オディティ』で知名度を上げたボウイさんは、1972年には自身のペルソナである「ジギー・スターダスト」というキャラクターをテーマとしたコンセプチュアルなアルバムをリリースし、グラム・ロックの旗手として世界的なトップ・スターへと駆け上がります。
以降は、アメリカ時代やベルリン時代、80年代初頭における大胆なダンス・ポップ、ストレートなロックへの回帰など、時代と向き合いながら次々とスタイルを変え続け、亡くなる2日前に遺作となったアルバム『ブラックスター』がリリースされるなど、最後までアーティスト人生を全うした偉大な存在なのです。
ボウイさんは映画俳優としても有名な作品に出演しておりますし、彼のキャリアを知れば知るほど、音楽以外のカルチャーの知識も深まりますよ。
(KOH-1)