World Music
素敵な世界の音楽
search

【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ

民族音楽って、ロックとかジャズとかR&Bとか、いわゆる音楽ジャンルでくくられた作品とはまた違った魅力がありますよね!

今自分がいる場所とは違う世界が見えてくるというか……こう、言葉にできない情景が心の中に広がるような。

今回この記事では、世界各地で親しまれている民族音楽をたくさんご紹介していきます。

異国情緒あふれる作品だったり、意外と身近に感じられる曲だったり、ほんと幅広くそろいました!

ここに載っている楽曲を聴いて、ぜひ新しい扉を開きましょう!

【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ

マリア・リシュボア

ポルトガル生まれの民族音楽「ファド」は情感豊かなギター演奏に、伸びやかかつ哀愁のあるメロディーラインが特徴的な音楽ジャンルです。

「これがファド」という決まりがあるわけではないですが、心の機微を描き出すような歌詞の世界観と感情揺さぶられるボーカルワークは、聴けばとりこになると思います。

『マリア・リシュボア』は久保田早紀さんの『異邦人』の原曲とも言われている、ファドの名曲です。

異国情緒にぜひ触れてみてください。

荒木若干

コンドルは飛んでいく

学校の授業で習った覚えのある方、多いんじゃないかなと思います。

サイモン&ガーファンクルによるカバーバージョンが広く知られている『コンドルは飛んで行く』は、南アメリカのアンデス山脈周辺で受け継がれてきた「フォルクローレ」という民族音楽の中の1曲。

タイトル通り、大空を悠々と飛ぶコンドルのイメージが湧いてくる、雄大な作品です。

のどかなのに神秘的な雰囲気を感じてしまうのが不思議ですよね。

フォルクローレは地域性が限定的な音楽ジャンルではないので、場所場所によって独自に発展した楽曲が存在しています。

荒木若干

想いあふれて

ほっとするひととき、コーヒータイムなどで聴きたくなるのがブラジルの民族音楽「ボサノヴァ」。

やわらかくてオシャレな曲調に温かい歌声が合わさる、心安らぐ音楽です。

ご紹介している楽曲『想いあふれて』は1950年代に起きたボサノヴァブームのきっかけになった作品。

ジョアン・ジルベルトさんが歌ったこの曲がだんだんと広まり、その後の世界的な流行を作り出しました。

歌詞には愛する人への切実な思いがつづられています。

荒木若干

エル・チョクロ

作曲家、アンヘル・ビジョルドによって制作された『エル・チョクロ』はアルゼンチンの民族音楽「タンゴ」を代表する1曲。

日本でも、とくに社交ダンスに馴染みのある方が聴けば「ああ、この曲か」となると思います。

タンゴがいつどこで生まれたのかは諸説ありますが、1897年に発表された『エル・エントレリアーノ』以降、世界中で親しまれるようになりました。

また、一口にタンゴと言っても「アルゼンチン・タンゴ」や「コンチネンタル・タンゴ」など、派生体系がたくさん存在しています。

それぞれ聴き比べてみてはどうでしょうか。

荒木若干

Recuerdos de Ypacarai

パラグアイで生まれた音楽「グアラニア」。

アルパと呼ばれるハープの一種を使った楽器演奏、そして物憂げな雰囲気を持った曲調が特徴的なジャンルです。

パラグアイにはもう一つ「ポルカ」という、チェコの舞曲から独自に派生した音楽があるのですが、そちらは明るい曲調の楽曲を指します。

ご紹介している『Recuerdos de Ypacarai』を聴いてもらってもわかるように、グアラニアのセンチメンタルな音楽性は、遠く離れた日本にいる私たちの心も揺さぶる魅力を持っています。

荒木若干

ジョブ・オブ・ジャーニー・ワーク

民族音楽とダンスは切っても切れない関係なのかもですね。

こちら『ジョブ・オブ・ジャーニー・ワーク』はアイルランドの音楽。

アイリッシュ・ダンスと呼ばれる踊りでよく使われている楽曲です。

上半身はあまり動かさず、小刻みにステップを踏んで靴音を鳴らす、いわゆるタップダンスのような動きが特徴的なアイリッシュ・ダンス。

実際に映像で観れば、アイリッシュ音楽の華やかでリズミカルな曲調とぴったりなのがわかると思います。

荒木若干