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世界の有名な国歌まとめ【あのワールドカップ強豪国も!】

世界の有名な国歌まとめ【あのワールドカップ強豪国も!】

国内の式典をはじめ、オリンピックやワールドカップなど、国内外問わずに大切な行事の際に歌われる国歌。

各国歌の曲調や歌詞の内容はそれぞれで、さまざまな国歌が存在しています。

この記事では、そうした世界中の国歌の中から有名な曲を紹介していきますね!

日本の国歌はもちろん、アメリカやフランスなど、たくさんの国歌をピックアップしました。

またウクライナの国歌も紹介しているので、この機会に世界中の美しい国歌を聴いてみてくださいね。

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もくじ

世界の有名な国歌まとめ【あのワールドカップ強豪国も!】

スペイン

国王行進曲(Marcha Real)作詞:現在はなし / 作曲:不明

スペイン王国の『国王行進曲』は、ヨーロッパ最古の国歌、そして歌詞のない国歌として知られています。

1770年にスペイン王カルロス3世が本曲を公式な名誉の行進曲とし、公式行事や儀式の場で演奏されるようになりました。

過去には時代によって異なる歌詞で歌われていたスペイン国家。

現在も歌詞をつけようとする動きは見られるものの、フランスとスペインにまたがるバスク地方やスペインの自治州カタルーニャなどの複雑な国内事情などで、実現にはいたっていません。

ゆり

コスタリカ

高貴な故国、美しき旗(Noble patria tu hermosa bandera)作詞:José María Zeledón Brenes / 作曲:Manuel María Gutiérrez

コスタリカには、スペインからの独立を果たした1821年から30年以上に渡って国歌が存在しませんでした。

しかし、1852年にアメリカとイギリスの外交使節団を招いた際、歓迎セレモニーにて急きょ必要となり、コスタリカ軍楽隊の指揮者によって作曲されたのが、現在のコスタリカ国歌『Noble patria tu hermosa bandera』です。

初演当時は歌詞がありませんでしたが、1903年に行われた国歌の歌詞を選ぶコンテストをへて、平和の国コスタリカを象徴する美しいスペイン語の歌詞が付けられました。

ゆり

オランダ

Wilhelmus van Nassouwe作詞:フィリップス・ファン・マルニクス / 作曲:不明

1568年から1648年にかけて起こったオランダ独立戦争の指導者オラニエ公ウィレム1世を表す『Wilhelmus van Nassouwe』というタイトルが付けられたオランダ国歌。

1569年頃に歌われていたフランスの従軍歌が元に作られたとされ、メロディーは世界の国家のうちもっとも古いと言われています。

歌詞が15番まである非常に長い国歌ですが、現在歌われているのは1番と6番のみ。

支配から逃れ独立を果たしたオランダの力強さや未来に抱く希望が表現されています。

ゆり

ポルトガル

A Portuguesa作詞:Henrique Lopes de Mendonça / 作曲:Alfredo Cristiano Keil

日本語で『ポルトガル人よ』訳されるポルトガルの国歌『A Portuguesa』は、1890年にポルトガルの民衆がイギリスに対して起こした抗議行動の最中に作曲されました。

1910年の共和革命後、1911年に新生ポルトガル共和国の国歌に採用されています。

勢いと力強さを感じさせる歌詞とメロディーが印象的ですが、一説によると「メロディーがフランスの国歌『ラ・マルセイエーズ』の影響を受けている」との指摘もあるのだそうです。

言われてみれば、突き抜けるような明るさが似ていると思えなくもありませんね。

ゆり

ポーランド

Mazurek Dąbrowskiego作詞:Józef Rufin Wybicki / 作曲:不明

ポーランド国歌『ドンブロフスキのマズルカ』は、『ポーランドは未だ滅びず』の名でも知られています。

1797年に領土を失った亡命ポーランド人部隊の軍歌として書かれ、第一次世界大戦後に国歌として定着しました。

当時ポーランドはフランスと協力してオーストリアと戦っており、歌詞中にもフランスの指導者ナポレオン・ボナパルトの名が登場します。

他にも歌詞には周辺国の名前が含まれており、侵略や独立を経験してきたポーランドの歴史を色濃く感じさせる国歌です。

ゆり

モロッコ

国王万歳作詞:Ali Squalli Houssaini / 作曲:Léo Morgan

モロッコ王国の国歌『国王万歳』には、公用語の一つであるアラビア語の歌詞が付けられています。

フランスの保護領時代の1952年頃にモロッコ王室近衛隊の音楽長によって作曲され、フランスからの独立を果たした1956年に国歌として採用されました。

歌詞付きで歌われるようになったのは、メキシコで開催されたサッカーワールドカップにモロッコ代表が初出場を果たした1970年以降。

当時の国王ハッサン2世が開催したコンペで選ばれたという説と、国王が作家に直接依頼したという2つの説があるのだそうです。

ゆり

クロアチア

私達の美しい故国(Lijepa naša domovino)作詞:Antun Mihanović / 作曲:Josip Runjanin

ジブリ映画『魔女の宅急便』のモデルとしても知られるクロアチアの国歌には、その美しい街並みをそのまま表す『私達の美しい故国』というタイトルが付けられています。

国家となったのは、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国からの独立を宣言した1991年。

クロアチア社会主義共和国時代の1846年にイタリアの作曲家ガエターノ・ドニゼッティのオペラ『ランメルモールのルチア』の劇中歌をもとに作曲されたあと、タイトルや歌詞に手が加えられ、現在の形で定着しました。

ゆり

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