【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ
民族音楽って、ロックとかジャズとかR&Bとか、いわゆる音楽ジャンルでくくられた作品とはまた違った魅力がありますよね!
今自分がいる場所とは違う世界が見えてくるというか……こう、言葉にできない情景が心の中に広がるような。
今回この記事では、世界各地で親しまれている民族音楽をたくさんご紹介していきます。
異国情緒あふれる作品だったり、意外と身近に感じられる曲だったり、ほんと幅広くそろいました!
ここに載っている楽曲を聴いて、ぜひ新しい扉を開きましょう!
もくじ
【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ
コンドルは飛んでいく
学校の授業で習った覚えのある方、多いんじゃないかなと思います。
サイモン&ガーファンクルによるカバーバージョンが広く知られている『コンドルは飛んで行く』は、南アメリカのアンデス山脈周辺で受け継がれてきた「フォルクローレ」という民族音楽の中の1曲。
タイトル通り、大空を悠々と飛ぶコンドルのイメージが湧いてくる、雄大な作品です。
のどかなのに神秘的な雰囲気を感じてしまうのが不思議ですよね。
フォルクローレは地域性が限定的な音楽ジャンルではないので、場所場所によって独自に発展した楽曲が存在しています。
(荒木若干)
ダブリンの旗
イリアン・パイプスという管楽器の音色が印象的な民族音楽、アイルランド音楽。
「アイリッシュ音楽」という名称の方がぴんと来る方もいるかもですね。
国の名前を冠していますがヨーロッパを中心として垣根なく、世界中で親しまれています。
聴けば雄大な自然のイメージが湧いてくる、やわらかくて味わい深く、それでいて疾走感のある曲調が印象的です。
ご紹介している動画はバンド、FourWinds.による『ダブリンの旗』。
ダブリンはアイルランドの首都です。
(荒木若干)
オー・ソレ・ミオ
イタリアを代表する音楽「カンツォー」ネ。
定義が曖昧なジャンルですが、19世紀末から20世紀初頭に作られたイタリアの大衆音楽として今回は紹介したいと思います。
カンツォーネはオペラとして歌われることが多く、世界的な知名度も十分にあります。
こちらの『オー・ソレ・ミオ』はその中でも特に有名な作品で、日本でも教科書などに載っています。
民謡ではありませんが、イタリアの古き良き音楽を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
(Ryo)
アルフォンシーナと海
【アルゼンチン・フォルクローレ】アリエル・ラミレス作曲「アルフォンシーナと海(Alfonsina y el mar)」。
演奏はケーナのエルネスト河本さん率いるフォルクローレグループ「グルーポ・カンタティ」。
チャランゴ:島田静江さん、ギター:武田耕平さん。
エル・チョクロ
作曲家、アンヘル・ビジョルドによって制作された『エル・チョクロ』はアルゼンチンの民族音楽「タンゴ」を代表する1曲。
日本でも、とくに社交ダンスに馴染みのある方が聴けば「ああ、この曲か」となると思います。
タンゴがいつどこで生まれたのかは諸説ありますが、1897年に発表された『エル・エントレリアーノ』以降、世界中で親しまれるようになりました。
また、一口にタンゴと言っても「アルゼンチン・タンゴ」や「コンチネンタル・タンゴ」など、派生体系がたくさん存在しています。
それぞれ聴き比べてみてはどうでしょうか。
(荒木若干)
わが懐かしのブエノスアイレス
【アルゼンチン・タンゴ】アルフレッド・レ・ペラ作詞、カルロス・ガルデル作曲「わが懐かしのブエノスアイレス(Mi Buenos Aires querido)」。
演奏はスペインのテノール:プラシド・ドミンゴさんとアルゼンチンのソプラノ:バージニア・トーラさん。
ジョブ・オブ・ジャーニー・ワーク
民族音楽とダンスは切っても切れない関係なのかもですね。
こちら『ジョブ・オブ・ジャーニー・ワーク』はアイルランドの音楽。
アイリッシュ・ダンスと呼ばれる踊りでよく使われている楽曲です。
上半身はあまり動かさず、小刻みにステップを踏んで靴音を鳴らす、いわゆるタップダンスのような動きが特徴的なアイリッシュ・ダンス。
実際に映像で観れば、アイリッシュ音楽の華やかでリズミカルな曲調とぴったりなのがわかると思います。
(荒木若干)